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手抜きにして必要十分、甘酢ケチャップ炒め&味噌マヨネーズ炒め

さて、他トピックのエントリがしばらく続いたが
予告して放ったらかしにしていた甘酢ケチャップ炒め&味噌マヨネーズ炒め、
夢見が悪いのでカタをつけておこう。



実のところ、私の中では(ちゃんとした)酢豚の簡易代用版として
作り始めた(キャベツと玉ねぎの)甘酢ケチャップ炒め、だが
じきにそれは「もうこれが『酢豚』でいいじゃん?」というものになった。
酢豚と変わらず、なんなら酢豚より美味いかも、な酢豚の簡易代用版として
私は「酢鶏」、さらには「酢イカ」を日常的に作るのだが
それらの味付け/メソッドは
10年以上前に編み出したこの「甘酢ケチャップ炒め」に拠っている。



以前の私の「ちゃんとした酢豚」は
調味料:砂糖、黒酢、トマト・ピューレ、醤油。
食材:豚バラ、白ねぎ、ピーマン、にんじん、玉ねぎ等。
メソッド:豚バラはある程度の厚みのあるものを小麦粉まぶしで揚げ
一旦取り出し、その鍋(フライパン)に油を足し野菜を炒め
最後に豚バラを戻し、合わせ調味料を加え炒め合わせ
(気分で水溶き片栗粉を回しかけて)
というスタンダードにほぼ忠実な、手のかかったものだったのだが、
たとえば食材が揃ってない場合(野菜がキャベツと玉ねぎのみ、とか)、
たとえば手間・暇をかけるのが面倒でかったるい時、などに
「いや、もうソースはこれでいいじゃん」
「いや、もう食材はこれだけでいいじゃん」
と簡素化・合理化を進めていった結果が
今回のこの「甘酢ケチャップ炒め」に結実したのだ。



で、そのいちばん簡素で、ながら勘どころは押さえてある最小限のレシピ ー

食材:豚バラ(スライス)もしくはソーセージ、またはハム。
キャベツ、玉ねぎ。
調理材・調味料:サラダ油。砂糖、酢、ケチャップ。


0. 準備
豚バラは2x5cmくらいに大まかに一口大に、ハムでも同様。
ソーセージの場合は5mm厚くらいの半月切り。
玉ねぎは大きめ・厚めにくし切り。
キャベツは適宜ざく切り。
ハムは塩味がよく効き、ソーセージは保存が効くのでお好み/便宜で。


1. ソース/合わせ調味料作り
砂糖1:酢1:ケチャップ2くらいの割合。
砂糖と酢は先に溶き合わせておいて
甘い/酸っぱいの加減を好みに整えてからケチャップを足す、が吉。
経験を積んでいく内に「ケチャップは1.5、あるいは1くらいの割合でいいかな?」
というふうになっていくだろうから、自分の匙加減をつかんで。
食材の旨みが足されるため
経験を重ねるほど「ケチャップ頼み」の傾向は減っていくはずだ。


2. 炒め
もうほぼ出来たも同然で
肉(豚バラ/ハム/ソーセージ)をまず炒め旨みを油に移し
なんなら一旦肉は取り出し、面倒ならほど良い(火を通し過ぎない)ところで
玉ねぎ、キャベツを順に投入。
以前からのエントリどおり、火の通り・旨み出しを考えて
適宜、順序や鍋戻し(回鍋)は自分流を探すといい。


3. 仕上げ
肉の旨み、玉ねぎの甘みや香辛成分をキャベツに渡し果せたところで
ソースを投入し、30秒ほど炒め合わせたら出来上がり。
もちろん、以前の(私流)回鍋肉のように
にんにくを1片味出し材に玉ねぎと同時に炒め合わせるのもいいが、
この場合、「甘酢」の要素とバッティングする感もあるため
なくてもよし、試した上でお好みで。



さて、このような簡易メソッドは
次の「味噌マヨネーズ炒め」にも応用でき
しかもそっちはもっと簡単・確実なくらいだ ー
っと、味噌マヨ炒めも一緒に一気にいくつもりだったが
蘊蓄・エッセイ部を含めていたらそちらも文量が多過ぎになってしまった
(原稿完成済み)。
エントリ稼ぎにもなるため早めの次回を約束し、とっておこう、悪しからず。