eakumのはてブロ

eakumの料理・飲食店絡みの読み物ブログ  小説評の『お読み捨てなきよう!』、音楽評の『浮き世の恥は書き捨てっ!』は下記から





カプセル宿泊で大浴場とラウンジの愉しみ

前エントリの続きで、19時台の最初の入浴から ー

最初の日の最初の入浴で
私はすっかりこのホテルの大浴場とそれに関わるシステムを気に入った。
それはおそらく、通常の個室に宿泊し通常のユニット・バスを使うより
ずっと満足がいき、さらには自由度まで高い。
「割り当て分のタオル」という心配は大浴場では不要で
大きめ長めのハンド・タオルが脱衣場に山積みにされており、
また、その不足が心配される時は3Fの洗面所/化粧室から持っていける。



2Fの大浴場に「着のみ着のまま」、つまり
バス・ローブ型ジャケットと膝下丈ハーフ・パンツ、館内スリッパと
左腕に「プール鍵」着用で向かう。
エレベーターを降りると右手奥に女性用、左手奥に男性用浴場ののれん、
女性用浴場側のエレベーター直近にマッサージ店ののれん、
正面には飲料自販機、デスク(携帯充電タワーあり)、電子レンジ、
男性用浴場の手前側にラウンジ・スペース、大型TV、コミックスの本棚、
喫煙室(公共施設によくある密閉ブース)。
とりあえずはまずひとっ風呂浴びてさっぱりしたいだけなので
それら各設備はあとの楽しみにスルーして浴場に。



湯気籠り防止に半分開けられたサッシ引き戸を抜けると
きれいめの銭湯ってな感じの脱衣場。
ロッカー、脱衣棚・かご、鏡、ドライヤー、
中央棚上にタオルかご、アメニティ(剃刀、歯ブラシ)。
問題は感じないので脱衣かごに備品上下を脱ぎ、プール鍵のみで風呂場に。
サッシ戸を開けると、手前左手にサウナ、奥に向かって水風呂、風呂。
右手から奥の壁に向かってL字にシャワー、蛇口、鏡、椅子、が10、11席ほど。
1席ごとに据え置きの大ボトルにボディ・ソープ、シャンプー、コンディショナー。
通常の個室ホテル・ルームがどうなのかは未知数ながら
据え置きの、また使い捨ての「アメニティ資源」を気にせず遣えるのは
むしろカプセル・ルーム及び大浴場の特典な気もした。
メイン浴槽はざっと12畳ほど、5、6人が体を伸ばして浮き身を取れる広さ。
サウナには普段も、この時も興味ないためスルーで早々と退水。



風呂場出口戸口から手の届く距離のかごからハンド・タオルを取り
2枚で用が足りる。
(まだ残暑の残る時期だったので)大雑把に髪を乾かし
備品上下を着て、3Fロッカー・ルームに私服と財布を取りに。
寝室ブースで着替え、上下はそのままに、待ちに待った1泊目の夜の外出に。
(既に「ペース」をつかみ始めた私には、備品浴衣上下ごときを
 寝室ブースに脱ぎっぱなしにしても問題なしと抜かりなく踏んでいた)



18時返却のレンタサイクルで既に街中を走り回り見知っていた私は
イオン・グループ系列の見慣れぬ「ザ・ビッグ」という店舗を目に留めており
そこの、おそらくイオンとは無関係の、地元/店独自の弁当・惣菜類を目当てに
22時の閉店前までには、と訪れた。
「絢爛たる」ラインナップは(後日判明する19時半ごろの)半額セールで
20時過ぎにはめちゃめちゃ品薄になってはいたものの
「かしわめし弁当」148円、「揚げ餃子」99円、「ハムチーズパン」44円、と
(以降、すべて税抜・印象記憶概算値)
300円以下でたらふく級の夕食/夜食をゲットする。
お供には500ml110円のトップ・バリュ印のグレープフルーツ酎ハイ。
痩せの大食いの私でもさすがに足るはずの大量買い込みだった(布石)。



20時台の残り、21時22時台を、今度はTシャツ・ジーンズ姿で
2Fの、浴場手前のラウンジで過ごすことにした。
電子レンジ、大型(そして映らないチャンネルがない)TV、自動販売機、
ソファ、テーブル、喫煙ブース、壁一面の本棚のコミックス
があるそのラウンジこそ、カプセル民にとって随一で唯一の寛ぎ場だからだ。
私のように1、2、3...時間と長時間をそこで過ごす客はまれで
私は、エレベーターから見て奥の、TVに向かってなら右手奥のソファ&テーブルを
常なる特等席のようにその後使いつけることになる。



23時台、酒と食料の不足を感じた私は
歩いて5、6分ほどのところにある、目星を付けておいたドラッグ・ストアへ
酒、つまみ、及び翌日の朝食を買いに出かける。
半ローカルなそのチェーンの格安なオリジナルの酎ハイ、
どこにでもあるピザ・パンやメンチカツ・パン、5個入りあんぱん等を買い入れ
再びラウンジへ ー
っとその前に1Fフロント、エレベーター脇の棚に置いてある
アメニティ ー この時は10ml入りほどのシェービング・ジェルを取っていく。
23、24、25、26時台を、TV、コミックス、酒・つまみをお供に過ごし
26時台に3F、寝室ブースに戻り就寝。
枕、ふとん、換気扇、照明、エアコン温度設定(当時は冷房) ー
すべて申し分ない1晩目の睡眠タイムだった。